天河伝説殺人事件
天河(川?)村というのが確か奈良にあったはずですが、そこに関する伝説がモチーフになっています。ちなみに、ここに行くときに十津川村へ向かう道へ分かれ道になっているのですが、どちらに進もうがミステリーというわけです。
よく目にしますけど、例えば、専門家の集団(能の一門)でなにやら会議のようなことをするとき最低限共有されている情報(Aという演目は一門にとって重要な演目である)というのがありますよね。しかし、それを観客が共有していない場合に登場人物にこれを説明させるというシーンがあります(Aは秘伝であるから、これを演じたものが後継とされている・・というような)。あれすごく不自然だと思います。
能の場面が綺麗に撮られています。能の場面ではないですが、涙が出るくらい素晴らしい撮り方がされている場面が終盤にあります。
トランスフォーマー/リベンジ
何やら最近人気らしい(5作目?)ので見ていなかった2作目から。アメリカ映画のヒロインってバイク屋さんとか乗物の修理工場で働いてることが多いと思うんですけど、日本の人が花屋さんで勤務している人に憧れを抱くのと同じ?
長いのではと思ったけど、すごく面白かった(2時間20分)。世界中の火薬を使い切るくらい多く爆発するシーンがあるので、映画館で見れば、より迫力があっただろうと思った。
エンディングにかかる音楽を聴いていれば、(高校生の恋愛映画に長渕はかからないように)大体どの世代のどの層を対象に作られた映画か分かるものだけど、なるほどという感じだった。アメリカはこういうときにぴったりの曲が多くていいなぁと思う。
海街diary
常々、日本映画は、的屋のくじより当たりが少ないと思っているけど、それも含めて日本映画を楽しもうという気持ちを持っている。
とにかく美人な4人を集めて映画を作ったらどうなるか、ということが分かる映画。美人は使いどころが大事だと思った。血の繋がりが見えるキャスティングというのは本当に難しい、繋がってないわけだから。
どうでもいいことだけど、食べるシーンが多い映画はいい映画が多い。これには理由があると思うけど、映画を見るときにお腹が空いてるからというわけではない。
デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち
1時間少しの短い映画ではあるけど、大変面白かった。専門的な知識を持つオタクによって、秋葉原のアングラな部分が詳細に語られているのが良かった。
映画 立川談志 ディレクターズ・カット
これを見る前に高名な人の落語を聴いてみたけどあんまりだったので、この人なら……という気持ちで観てみた。人情話が嫌いらしい立川談志の代名詞が人情話(芝浜)になるのは、そんなもんだよなと思った。考えさせられる映画。